ブレのない写真が撮りたいけどシャッタースピードをどのくらいに設定したらいいかわからない!
この記事では手持ち撮影で手ブレが起こりにくいとされているシャッタースピードについて解説していきます。
手ブレしないシャッタースピードの目安
手持ち撮影で写真のブレを抑えられるとされているシャッタースピードは「1/焦点距離」秒以下と言われている。サイトによっては標準値が「1/125秒」以下と紹介されていることもある。
ただし、あくまで目安。撮る被写体が動いている時や撮影環境によってはブレてしまうので気をつけましょう。
1/焦点距離秒は35mm換算が必要!
手ブレが起きにくいとされている「1/焦点距離」秒の焦点距離は35mm換算をする必要があります。
APS-Cのセンサーの場合1.5倍する必要があります。
35mm換算に関しては以下の記事でも紹介しています。
望遠より広角の方が手ブレは起きにくい
レンズには広角、標準、望遠と3種類に分類されています。
標準は画角47°前後、焦点距離で言うと50mm前後で人間の視野に近い映像が写せます。
広角は標準以下の画角、焦点距離。望遠は標準以上の画角、焦点距離となります。
手ブレの話に戻りますが「1/焦点距離」秒で手ブレが起きにくいなら焦点距離が短い広角の方手ブレしないと言うことになります。
広角レンズの焦点距離は50mm以下ですので例えば35mm の焦点距離のレンズを使用した場合1/35mm以下が手ブレしにくいシャッタースピードになります。
望遠の場合、焦点距離75mmとすると1/75mm以下となります。
1/35mm以下ですので広角の場合1/75mmに設定することが可能ですが望遠では1/35mmに設定するとブレが起きやすくなると言うことになります。
広角レンズはブレにくいとされているが過信は禁物
ブレにくい言われている広角レンズですが厳密に言うとブレが目立たないと言う表現が正しいです。
望遠レンズで撮影する場合は被写体を拡大して映している状態になります。映像は拡大するとき荒が目立ちやすくなるため手ブレしやすい状態と言えます。
広角レンズでは一見手ブレしていないように見えていますが望遠レンズ同様に拡大すると実は微妙にブレていることがあります。
撮影に失敗しないためには目安のシャッタースピードより速めに設定しておくことをおすすめします。
まとめ
- 手ブレしないとされているシャッタースピードの目安は「1/焦点距離」秒以下
- 望遠レンズは広角レンズよりブレが目立つ
- 広角レンズも実は目立たないだけで微妙にブレている可能性がある
- 失敗しないためにもシャッタースピードは目安の「1/焦点距離」秒より速めに設定してあげる
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