良い写真、良い動画を撮るためには写す映像が自分の理想(イメージ)であるかがとっても重要!
例えば写したい映像に躍動感を出したい時は被写体にブレを与える。その逆に、今その一瞬を求める時はブレのない映像を写すなど表現の方法はたくさんあります。
映像の表現は撮影時の設定や機材(NDフィルターや三脚など)で決まります。
自分が撮りたい映像を写すためにはカメラの設定や撮影機材を現場で試行錯誤することによって上達していきます。
映像に表現力がつけばそれを活かすために撮影範囲が重要になってきます。
この記事は画角、焦点距離の関係から撮影範囲を理解することを目的としていります。
表現力をあげるためのカメラの設定は主にシャッタースピード、絞り値、ISO感度を知ることです。映像の表現力を上げたい人はこちらの記事もおすすめです
画角と焦点距離は同じ!
結論から書きます。
画角、焦点距離はどちらも撮影範囲を表しています。
どうして画角、焦点距離を覚える必要があるのか
画角、焦点距離って初めは難しく考えてしまうものなんですよね。
同じ撮影範囲を表す言葉なのに分けて使うからややこしい。
スマホ撮影、アクションカム、一眼カメラどのカメラでも画角、焦点距離は絶対存在しています。
何度も同じこと言いますが画角と焦点距離の関係はカメラが写せる範囲!
使い道はレンズ交換できないカメラ選びやレンズ購入時、一眼で撮影するときのレンズ選びの時です
画角とは
写る範囲を角度で表したもの。
角度が
大きい:広角(撮影範囲が広くなる)
小さい:望遠(狭い範囲を大きく写せる)
画角が45度前後を標準レンズと読んで人が見ている映像に近いもの(写る範囲は人の目の目より狭いが物体の大きさ的に同じくらいになる)になります。
画角で覚えることはこれだけ!
焦点距離とは
被写体にピントを合わせた時のレンズ面の中心からセンサーまでの距離を表したもの
焦点距離が
短い:広角(撮影範囲が広くなる)
長い:望遠(狭い範囲を大きく写せる)
焦点距離も覚えることはこれだけ!
焦点距離の場合は50mm前後が標準レンズと呼ばれています。
3つのイメージセンサーサイズ
一眼カメラで画角や焦点距離を語る上で重要なものがあります。
センサーサイズもしくはイメージセンサーって言葉を聞いたことはありませんか?
カメラを購入した人や今からカメラを購入する人でも必ず聞く言葉だと思います。
一般的に普及しているセンサーサイズは
- フルサイズ(36mm×24mm)
- APS-C(23.6mm×15.8mm)
- マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)
一般的に使う一眼カメラのセンサーサイズは上記の3種類です。
他にはアクションカメラなど小型カメラに使われる1型(13.2mm×8.8mm)のセンサーもあります。
センサーサイズで何が変わる?
センサーサイズの特徴をざっくりと
- 大きいほど光を取り込む量が多い
- ボケ感のある映像が撮れる
- 画角が広い
イメージセンサーによって変わる画角
大きいセンサーサイズの特徴で画角が広いと記載しました。
正確には同じ焦点距離でもイメージセンサーによって画角が変わるです。
簡単にいうと
フルサイズと呼ばれるカメラ以外はイメージセンサーが小さいためレンズに記載されている画角より狭くなる
35mm換算という言葉は聞いたことありませんか?これのことです。
換算なんて言葉使われると難しそうに思いますが実は、全然超簡単!覚えることは自分のカメラのイメージセンサーのサイズに決まった倍数をかけるだけです。
センサーサイズ | レンズの焦点距離 | 倍率 | 35mm換算後の焦点距離 |
フルサイズ | 50mm | ー | 50mm |
APSーC(Canon以外) | 50mm | 1.5 | 75mm |
APSーC(Canon) | 50mm | 1.6 | 80mm |
マイクロフォーサーズ | 50mm | 2 | 100mm |
フルサイズのカメラはレンズの焦点距離と同じなので気にしなくてOK!
それフルサイズカメラ以外のカメラの場合は実際に写る範囲が違ってくるため覚える必要があります。
まとめ
画角、焦点距離どちらも撮影範囲を表しています。
画角は写る範囲を角度で、そして焦点距離は画角を決めるためのものです。
そして、撮影範囲はさらにセンサーサイズによっても異なってくることを覚えておきましょう。
撮影範囲がわかればあとはその中にどんな映像を写すかだけ!皆さんのカメラライフを応援しています。
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