保存したデータ、ファイルを識別し適切なアプリケーションで使用するための文字列
デジタルデータをパソコンやスマホなどのデジタル機器で扱うために必要。
適切なアプリケーションで開くために必要なものが拡張子と呼ばれる「.〇〇」で名前の後ろに表示されています。
例:BentStudio.mp4で表示されたデータファイルをクリックするとメディアプレーヤーなど動画再生アプリで再生可能になります。インターネット上にアップするためにも拡張子は必要です。
拡張子にはたくさんの種類があり動画には動画の拡張子、写真、画像には画像の拡張子があります。
写真、画像によく使われる拡張子もまとめています。
動画でよく使う拡張子
動画に使われる拡張子の一部です。他にもありますがこれくらい知っていればほとんど問題ないと思います。
MP4(エムピーフォー)
- 動画の拡張子で最も普及している拡張子
- ほとんどのデバイスで使うことが可能
- 動画、オーディオ、テキストを保存することが可能
- YouTube、Facebook,Twitter,Instagram等のSNSの投稿に向いている
保存形式にこだわりがなければMP4で保存しておけば問題ないとまで言われる万能な拡張子です。
MOV(QuickTimeMovie)読み方「エムオーブイ」
- 高画質、高音質の動画データを保存できる
- ファイルデータが大きくなる
- 主にAppleのデバイスで扱うことが多い
- movと.qtは同じ拡張子
Appleの標準メディアファイル形式。Windowsやアンドロイドスマホで使うときはMP4に変換が必要なことがある。Appleユーザー以外使うことは少ない。
WMV(WindowsMediaViewer)読み方「ダブリューエムブイ」
- Microsoft社が開発
- ストリーミング向けに作られており著作権保護機能がついている
- 画質を大きく落とすことなくファイルサイズを小さくできる
MOVがApple社のための拡張子ならWMVはMicrosoft社のための拡張子。
DRMというコピーガードがついていることが特徴。
AVI(AudioVideoInterleave)読み方「エーブイアイ」
- Microsoft社が開発
- Windows標準の動画ファイル
- ファイルサイズが大きくなりやすい
- 汎用性が高くYouTubeもサポートしている
MP4と同等の汎用性の高さ。Windows,Mac,Linuxのほとんど全てのブラウザで利用できる。
M2TS/MTS
- AVCHDで記録を行うための拡張子
- フルハイビジョンの動画を劣化なく保存できる
- SONYとpanasonicのデジカメ向けに開発された
- 汎用性はほぼない
MTSとM2TSは同じもの。配所にデジカメで撮影したときはmtsで保存されるがアプリを使いこのファイルをパソコンに移動するとm2tsへ変換される。
FLV,F4V,SWF
- Adobe Flashで使用される拡張子
- FLV、F4Vはインターネットで配信するために使用される
- SWFはFLV を再生するために必要なプレーヤー
FLVはYouTube、Google Video、Hulu、VEVO、Yahoo!などのほとんどのWebサイトで使われています。しかしFLVはそのまま再生できないためSWFファイルに変換されWebサイトで再生できるようにします。
簡単に言えばFLVはビデオ、SWFはプレーヤーということになります。
動画ファイルの拡張子を覚えるのは複雑なので活用シーンを理解しよう
動画の拡張子6つを紹介しました。
動画の拡張子をきちんと理解しようとするとフォーマットやコーデックについて知っていかなければならないので今回は拡張子の活用シーンを理解できればOKです。
YouTubeなどの動画サイトにアップロードする
- .MOV
- .MP4
- .AVI
- .WMV
- .FLV
動画サイトのサポートにより使用できる拡張子は異なるのでアップロードする際はサポート環境に注意しましょう。
自分のサイトで動画を公開する場合
自分のサイトで動画を公開する場合はブラウザの環境を問わず再生できるFLVやMP4がおすすめ。
SNSに投稿する場合
・MP4
・MOV
SNSで動画を投稿する場合MP4とMOVの2種類です。
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