記録方式、記録フォーマットは動画や写真を保存、再生するための文字列です。
記録方式は保存した動画を再生したりSNSにアップロードするときに必要になってきます。
記録方式を間違えると持っているデバイスで再生できなかったりSNSにアップロードできないことがあるので注意が必要です!
記録形式はフォーマットとも呼びます。保存した動画の後ろに「.〇〇」と表記されているのが記録形式の種類になります。たとえば「Bent Studio.mp4」と表示している場合Bent Studioがデータのタイトルで後ろの.mp4が記録方式になります。
また「.〇〇」は拡張子と呼ばれているので覚えておいてください。
よく使う拡張子についてはこちらで解説しています。
今回は日本のメーカーが開発した記録方式、XAVCとXVCHDについて解説していきます。
SONYが開発した高画質ビデオフォーマット「XAVC」
まずは日本が誇る家電メーカーのSONYが開発したXAVCの特徴です。
XAVCには無印XAVCとXAVC|SとXAVC|HSの3種類があります
XAVC
プロ向けの4Kフォーマット。10/12bitの色深度、高ビットレート記録に対応している。
とりあえず撮れるカメラも編集したりする周辺機器にもお金がかかるのでプロが使う記録方式と覚えておけばOK
XAVC|S
XAVCを一般ユーザー向けにした記録方式。
画質と利便性を兼ね備えている記録方式。
画質に関してはHDで50Mbps、4K30pでは100Mbps、4K60pでは150Mbpsと高いビットレート(一秒間に転送できるデータ量)であるため、解像感のある鮮やかな映像を記録することができます。また、MP4形式で保存されるため再生できる機器が多く互換性が高いです。
デメリットはデータ容量が大きいこと。データ容量が大きいと言うことはSDカードの容量も必要になります。それに加えてこうビットレートであることから必要とされるSDカードの値段もお高くなる。編集や保存のことも考えるならPCのスペックも必要になるので必然的にお金はかかってくることになります。
XAVC|HS
XAVC|Sの派生系。XAVC|Sと同じ画質で撮影してもデータ容量を半分にすることが理論上可能な記録方式。
XAVC|Sで200M撮影した場合XAVC|HSでは100Mのデータ容量で同画質の撮影が可能となることになります。もっと改良が進めば4K動画みたいなデータ量が莫大になる問題を解決してくれるようになるかもしれません。
ただデメリットもあります。XAVC|HSは編集時の負荷が強くなる傾向にあります。そのためPCや編集ソフトに求められるスペックが高くなり編集するなら高スペックなPCや編集ソフトが必要になります。
AVCHD
フルハイビジョン(FHD)映像専用の記録方式。SONYとパナソニックが開発しました。
この記録方式は従来の方法より圧縮効率が優れているため長時間の撮影が可能となります。DVDやブルーレイ、HDD、SDカードなど多くのメディアに保存可能。
デメリットとしてはWi-Fi転送できなかったりスマホやタブレットで再生できないなど汎用性は高くありません。
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